「肝臓の数値や二日酔い対策のために『しじみ』を摂りたいけれど、自分はエビやカニのアレルギーがあるから怖い……。同じように硬い殻を持つ生き物だし、食べたらアレルギー反応が出てしまうのではないか?」
そう考えて、食べるのを躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、エビ・カニ(節足動物)としじみ(軟体動物)は生物学上の分類が全く異なるため、基本的にアレルギーの直接的な原因になることは稀です。しかし、絶対に安全と言い切れない「ある重大な理由」が、製造や加工のプロセスに潜んでいることをご存知でしょうか。
この記事では、甲殻類アレルギーの方がしじみを摂取する際に知っておくべき「生物学的な違い」と、購入前に必ず確認すべき「3つの安全チェックポイント」、そして万が一のリスクを回避するための具体的な方法を解説します。
甲殻類アレルギーでも「しじみ」は食べられる?基本の結論

エビやカニを食べると蕁麻疹が出たり、喉がイガイガしたりする甲殻類アレルギーをお持ちの方にとって、硬い殻に覆われた「しじみ」を食べることは大きな勇気が必要な行為でしょう。健康のためにしじみの味噌汁やサプリメントを摂取したいと考えても、万が一のアナフィラキシーショックへの恐怖がブレーキをかけてしまうのは当然のことです。
結論から申し上げますと、甲殻類アレルギーの方であっても、しじみを食べることは基本的には問題ないとされています。これは、私たちの身体がアレルギー反応を起こす仕組みと、それぞれの生物が持つ固有のタンパク質の構造が深く関係しているからです。しかし、これにはいくつかの重要な条件や例外が存在することも忘れてはいけません。まずは、なぜ「基本的には大丈夫」と言えるのか、その理由と、絶対に守るべき安全上のルールについて解説していきます。
生物学的には「別物」なので食べられるケースが多い
多くの人が誤解しやすいポイントですが、エビやカニなどの「甲殻類」と、しじみやアサリなどの「貝類」は、生物学上の分類において全く異なるグループに属しています。アレルギー反応というのは、特定の食材に含まれるタンパク質を、身体の免疫システムが「敵だ」と誤認して攻撃することで起こります。つまり、見た目が似ていたり、同じ水の中に住んでいたりしても、その生物を構成しているタンパク質の型が異なれば、免疫システムは反応しません。
甲殻類アレルギーの主な原因物質(アレルゲン)は「トロポミオシン」というタンパク質ですが、しじみが持っているトロポミオシンの構造は、エビやカニのものとは大きく異なっています。そのため、エビに対して攻撃命令を出す免疫細胞であっても、しじみのタンパク質に対しては「敵ではない」と判断し、スルーしてくれる可能性が非常に高いのです。これが、甲殻類アレルギーの人がしじみを食べても、一般的には症状が出にくいと言われる科学的な根拠です。
【前提】自己判断は禁物!まずは医師に相談すべき理由
「基本的には食べられる」とお伝えしましたが、ここで一つ強く注意していただきたいことがあります。それは、アレルギー反応には個人差が非常に大きく、医学において「100%安全」という言葉は存在しないという事実です。
極めて稀なケースではありますが、甲殻類と貝類の両方にアレルギー反応を示してしまう「交差抗原性(こうさこうげんせい)」を持つ方もいらっしゃいます。また、その日の体調や免疫力の低下具合によっては、普段なら反応しない微量な類似物質に過敏に反応してしまうこともあり得ます。
特に、過去に呼吸困難や意識消失といった重篤なアナフィラキシーショックを経験されたことがある方は、ご自身の判断だけでしじみを口にするのは大変危険です。インターネット上の情報を鵜呑みにするのではなく、必ずかかりつけのアレルギー専門医に相談し、必要であれば血液検査やプリックテストなどで、ご自身の身体が貝類に対してどのような反応を示すのかを確認してから摂取を検討してください。この記事はあくまで一般的な傾向を解説するものであり、個別の安全を保証するものではないことを、まずはしっかりと心に留めておいてください。
なぜ大丈夫?甲殻類(エビ・カニ)としじみの生物学的な違い

前章で、しじみと甲殻類は別物であるとお伝えしましたが、具体的に何がどう違うのかを理解することで、漠然とした不安はさらに解消されます。ここでは、アレルギーを引き起こす犯人であるタンパク質の正体と、生物としての決定的な違いについて、少し専門的な視点も交えながらわかりやすく解説していきます。
アレルギーの原因物質「トロポミオシン」の構造差
そもそも、なぜ私たちはエビやカニを食べるとアレルギー反応を起こすのでしょうか。その主要な原因物質として知られているのが「トロポミオシン」というタンパク質です。これは筋肉の収縮を調節する役割を持つタンパク質で、人間を含め、ほぼすべての動物の筋肉に含まれています。
しかし、すべてのトロポミオシンが悪さをするわけではありません。アレルギー反応は、特定の構造をしたトロポミオシンに対して免疫細胞が過剰反応することで起こります。甲殻類(エビ・カニ)の持つトロポミオシンと、貝類(しじみ・アサリ)が持つトロポミオシンは、名前こそ同じですが、その分子構造のアミノ酸配列、つまり「形」が大きく異なります。
これを鍵と鍵穴に例えるとわかりやすいでしょう。甲殻類アレルギーの方の免疫システムは、エビやカニの形をした鍵(トロポミオシン)が体内に入ってくると、鍵穴に合致して警報を鳴らします。一方で、しじみのトロポミオシンは鍵のギザギザの形がまったく違うため、体内に入ってきても鍵穴にはまらず、警報が鳴らないことがほとんどなのです。この「形の違い」こそが、甲殻類アレルギーの人がしじみを食べても症状が出にくい最大の理由です。
節足動物(甲殻類)と軟体動物(貝類)の分類解説
生物学の授業のようで少し堅苦しく感じるかもしれませんが、分類を知ることは安全確認の上で非常に重要です。私たちが普段「殻があるから同じ仲間だろう」と感じてしまうエビ・カニとシジミですが、分類学上ではまったく異なるグループに属しています。
エビやカニは「節足動物門」というグループに属しています。ここには昆虫やクモ、ムカデなども含まれます。彼らは硬い殻(外骨格)で体を覆い、脱皮を繰り返して成長するという特徴があります。
一方、しじみやアサリ、ハマグリなどの貝類は「軟体動物門」に属します。ここにはイカやタコ、カタツムリなどが含まれます。彼らは筋肉質の足や外套膜(がいとうまく)という組織を持っており、体の構造そのものが節足動物とは根本的に異なります。
つまり、エビとしじみの関係は、人間と鳥類ほど離れた存在だと言っても過言ではありません。人間が鳥の肉を食べても平気なように、生物としての距離が遠ければ遠いほど、共通のアレルギー反応が起こる可能性は低くなります。この生物学的な「距離の遠さ」を理解しておけば、スーパーでしじみを見たときに感じる「殻があるから怖い」というイメージによる恐怖心は、ずいぶんと和らぐはずです。
「交差反応(交差抗原性)」が起こる確率は低い
アレルギーの世界には「交差反応(交差抗原性)」という言葉があります。これは、ある特定のアレルゲンに反応する人が、それと似た構造を持つ別の物質にも反応してしまう現象のことです。例えば、花粉症の人が特定の果物を食べると口の中が痒くなる現象などがこれに当たります。
甲殻類アレルギーにおいて、この交差反応がよく見られるのは、同じ節足動物の仲間である「昆虫」や「ダニ」に対してです。エビ・カニとダニは、トロポミオシンの構造が非常によく似ているため、高い確率で反応し合うことがわかっています。
しかし、先ほど説明した通り、節足動物(甲殻類)と軟体動物(貝類)ではトロポミオシンの構造が大きく異なるため、この二者の間で交差反応が起こる確率は、医学的にもかなり低いとされています。実際に、多くの甲殻類アレルギー患者さんが、貝類を問題なく摂取できているという臨床データがこれを裏付けています。もちろんゼロではありませんが、「甲殻類がダメなら貝類も全滅」という図式は成立しないということを、ぜひ覚えておいてください。
油断大敵!しじみ摂取時に注意すべき「コンタミネーション」とは

ここまで、しじみ自体は甲殻類アレルギーの原因になりにくいというお話をしてきました。しかし、現実の食生活において「しじみだけ」が真空空間にポツンと存在しているわけではありません。しじみは自然の川や湖で暮らしており、加工食品になる過程では様々な機械を通ります。
ここで最も警戒しなければならないのが「コンタミネーション(意図しない混入)」です。しじみそのものに罪はなくとも、しじみの周りにエビやカニの成分が付着していれば、それを食べた瞬間にアレルギー症状が出てしまう可能性があります。この章では、日常生活に潜む具体的な混入ルートについて詳しく見ていきましょう。
漁獲方法による「混獲」のリスク(エビ・カニが混ざる)
まず知っておかなければならないのは、しじみが育つ環境には、小さなエビやカニも一緒に住んでいるということです。しじみ漁では、湖底の砂や泥ごと網でさらうような漁法が一般的ですが、この際にしじみと一緒に小さな甲殻類が網に入ってしまうことがあります。これを「混獲(こんかく)」と呼びます。
もちろん、漁師さんや加工業者は選別機を使ったり、人の目で見たりして異物を取り除く作業を徹底しています。しかし、数ミリ単位の小さなカニの赤ちゃんや、乾燥して粉々になったエビの破片などを、100%完全に取り除くことは非常に困難です。
スーパーで売られている殻付きのしじみを買ってきて洗っていると、稀に小さなカニが出てきたという経験がある方もいるかもしれません。もし、甲殻類に対して極めて微量でも反応してしまう重篤なアレルギーをお持ちの場合、このように「物理的に接触していた」という事実だけでリスクになり得ます。生鮮のしじみを調理する際は、殻の隙間に何かが挟まっていないか、流水で念入りに洗い流す作業が必須となります。
加工工場や製造ラインの共有による微量混入
次に注意すべきは、インスタントのしじみ味噌汁や、しじみエキスの入ったサプリメントなどの加工食品です。これらの製品を作る食品工場では、一つのラインで様々な製品を製造していることが珍しくありません。
例えば、午前中に「カニの出汁が入ったスープ」を製造したラインを洗浄し、午後から「しじみのお吸い物」を製造するといったケースです。企業は厳格な洗浄マニュアルに基づいて清掃を行っていますが、それでもミクロ単位のタンパク質が残留してしまう可能性をゼロにすることは難しいのが現実です。
製品のパッケージ裏面に「本品製造工場では、エビ・カニを含む製品を生産しています」という注意書きを見たことはありませんか?これはまさに、製造ラインの共有による微量混入の可能性を示唆しているものです。重度のアレルギーを持つ方にとっては、この表示がある製品は避けたほうが無難なケースもあり、しじみ製品だからといって無条件に安心するのは危険なのです。
しじみ醤油や出汁製品に含まれる隠れアレルゲン
最後に盲点となりやすいのが、調味料や複合的な出汁製品です。「しじみ醤油」や「しじみ出汁」という商品名であっても、原材料を見るとしじみ以外のアレルギー物質が含まれていることがあります。
商品開発の現場では、より深いコクや旨味を出すために、しじみエキスに加えて「オキアミエキス」や「カニエキス」、「魚介エキス(甲殻類を含む)」などをブレンドすることがあります。消費者は「しじみ」という大きな文字に目が行きがちですが、実際の中身は複数の魚介類のエキスが複雑に混ざり合っていることも多いのです。
特に「魚介エキス」という表記は厄介で、メーカーによってはその中にエビやカニのエキスが含まれている場合があります。商品名だけで判断せず、必ず裏面の原材料表示を一字一句確認する習慣をつけること、そして「魚介エキス」等の曖昧な表記があればメーカーのウェブサイトで詳細を確認するか、問い合わせてみることが、自身や家族の身を守るための鉄則です。
甲殻類アレルギーの人が安全にしじみ製品を選ぶ3つの手順

しじみ自体は安全でも、混入のリスクがある以上、商品選びには慎重さが求められます。「どれを買えばいいのかわからない」と迷ってしまう方のために、購入時に必ずチェックすべき3つのステップを整理しました。これを習慣化することで、誤食のリスクを限りなくゼロに近づけることができます。
①商品パッケージ裏面の「注意喚起表示」を必ず読む
買い物の際、パッケージの表面にある「しじみ100%」といったキャッチコピーだけを見てカゴに入れてはいけません。必ず商品を裏返し、原材料名の欄と、その枠外にある「アレルギー表示」または「注意喚起表示」を確認してください。
日本の食品表示法では、エビとカニは、アレルギー症状が重篤になりやすい「特定原材料」として表示義務があります。もし原材料として意図的に使われている場合は、必ず記載されています。しかし、ここで最も重要なのは、原材料欄の外に書かれていることの多い「※本製品の製造ラインでは、えび・かにを含む製品を製造しています」や「※本製品で使用しているしじみは、えび・かにが混ざる漁法で採取しています」というコンタミネーションの注意書きです。
この注意書きは法律上の義務ではなく推奨表示ですが、良心的なメーカーほどしっかりと記載しています。甲殻類アレルギーの方は、この一文がある商品を避けるか、あるいは医師と相談した上で「コンタミネーションレベルなら許容範囲か」を判断する材料にしてください。裏面を見る習慣こそが、最初にして最大の防御壁となります。
②製造工程が明確なメーカーやサプリメントを選ぶ
特にしじみサプリメントや濃縮エキスを選ぶ場合、生鮮食品よりもさらに慎重になる必要があります。なぜなら、エキスを抽出・濃縮する過程で、万が一アレルゲンが混入していた場合、その濃度も高くなっている可能性があるからです。
安心して摂取するためには、どのような工場で作られているかが明確な製品を選びましょう。例えば、ウェブサイトで「アレルゲン管理体制」について公開しているメーカーや、医薬品レベルの品質管理基準である「GMP認定」を取得した工場で製造されている製品は信頼性が高いと言えます。
もし情報が不足していて不安な場合は、迷わずメーカーのお客様相談室に問い合わせてみてください。「甲殻類アレルギーなのですが、このしじみサプリの製造ラインでエビやカニは扱っていますか?」と聞けば、担当者が正確な情報を教えてくれます。自分の身体に入れるものですから、納得できる回答が得られないメーカーの製品は避ける勇気を持つことも大切です。
③初めて食べる際は体調が良い時に少量から
表示を確認し、信頼できるメーカーの製品を手に入れたとしても、いきなり大量に摂取するのは控えましょう。久しぶりに食べる食材に対しては、心因性の反応も含め、身体がどのように反応するか予測できない部分があります。
まずは「体調が万全な日」を選んでください。風邪気味だったり、寝不足だったり、疲労が溜まっている時は、免疫バランスが崩れており、普段なら反応しない微量な刺激にも過敏になることがあります。
そして、最初は「一口だけ」あるいは「サプリメント一粒の半分」といった極少量から試し、数時間から半日ほど様子を見ます。唇の腫れ、喉の違和感、皮膚の痒みなどが出ないことを確認してから、徐々に通常の量へと増やしていく「スモールステップ」を踏むことが、万が一の症状を最小限に食い止めるための賢い方法です。焦る必要はありません。安全を確認しながら、少しずつしじみのある生活に身体を慣らしていきましょう。
しじみ以外の貝類や軟体動物(イカ・タコ)は食べても平気?

しじみの安全性が理解できたところで、次に気になるのは「あさりの味噌汁は?」「カキフライは?」といった他の魚介類のことでしょう。居酒屋や寿司屋でメニューを見るたびにハラハラしないためにも、しじみ以外の代表的な魚介類と甲殻類アレルギーの関係性を整理しておきましょう。
あさり・牡蠣・はまぐり(二枚貝)の判定
しじみと同じ「二枚貝」のグループに属するあさり、はまぐり、牡蠣(カキ)、ホタテなども、生物学的には甲殻類とは別の生き物です。したがって、アレルギーの原因物質であるトロポミオシンの構造もしじみと同様に甲殻類とは異なるため、基本的には食べられる可能性が高い食材です。
特に牡蠣やホタテは、エビ・カニとは全く違う独特のタンパク質を持っています。そのため、エビを食べて蕁麻疹が出る人が、カキフライやホタテのバター焼きを食べてアレルギー反応を起こすことは、医学的な機序としては稀であると言えます。
ただし、ここでも「コンタミネーション」には注意が必要です。あさりやはまぐりは砂の中に潜っているため、漁獲時に小さなカニなどが混入するリスクはしじみと同様に存在します。また、牡蠣などは生食する場合もありますが、アレルギーとは別にノロウイルスなどの食中毒リスクがあるため、体調が優れない時は加熱したものを選ぶなど、総合的な判断で安全を守るようにしましょう。
要注意!イカ・タコ(頭足類)は甲殻類と似ている?
お寿司やお刺身で人気のイカやタコは、「頭足類(とうそくるい)」と呼ばれる軟体動物の仲間です。貝類と同じく軟体動物グループに属しているため、生物学上の分類ではエビ・カニ(節足動物)とは遠い親戚にあたります。
一般的に、甲殻類アレルギーの人がイカやタコを食べて交差反応を起こす確率は低いとされています。しかし、イカやタコのトロポミオシンは、二枚貝に比べるとわずかに甲殻類のそれに似ている部分があるという研究報告も一部には存在します。そのため、しじみやあさりに比べると、少しだけ警戒レベルを上げておいた方が良いかもしれません。
とはいえ、多くの甲殻類アレルギー患者さんはイカやタコを問題なく食べています。「エビはダメだけどイカは大好き」という方は非常に多いです。もしこれまでにイカやタコを食べて違和感を感じたことがないのであれば、過度に避ける必要はないでしょう。初めて食べる、あるいは久しぶりに食べる場合は、やはり少量から様子を見るのが鉄則です。
似て非なる「貝類アレルギー」との合併症に注意
ここで一つ、非常に重要な落とし穴について触れておかなければなりません。それは、「甲殻類アレルギー」とは別に、「貝類アレルギー」という独立したアレルギーが存在するという事実です。
もしあなたが、しじみやあさりを食べて口の中が痒くなったり、気分が悪くなったりした場合、それは「甲殻類アレルギーのせいで反応した」のではなく、「元々、貝類アレルギーも持っていた(合併していた)」という可能性があります。貝類アレルギーは、しじみ、あさり、牡蠣などの貝類全般に反応するもので、エビやカニのアレルギーとは別のメカニズムで起こります。
「自分は甲殻類アレルギーだから、海のもの全般がダメなんだ」とひと括りにしてしまっている方もいますが、実はそれぞれ別のアレルギーであるケースも少なくありません。逆に言えば、甲殻類アレルギーがあっても貝類アレルギーがなければ、貝類は美味しく安全に食べられる貴重なタンパク源になります。自分がどちらのアレルギーを持っているのか、あるいは両方持っているのかを正確に知るためにも、やはり一度専門医による検査を受けて白黒はっきりさせておくことが、食生活の幅を広げる近道となります。
安心・安全なしじみを選びたい方へ。「コクヨー」の徹底した品質管理

ここまで、しじみを安全に食べるためには「製造工程での混入(コンタミネーション)」に注意が必要だとお話ししてきました。「裏面を見ても不安だ」「どこのメーカーなら信頼できるのか分からない」と悩んでしまう方も多いはずです。
もし、あなたが安心して食べられる本物のしじみをお探しなら、私たち有限会社コクヨーにお任せください。島根県・宍道湖のほとりに拠点を構える私たちは、しじみ一筋で「安全」と「美味しさ」を追求し続けています。
機械だけに頼らない「人の目」による異物除去

私たちが最もこだわっているのは、皆様の食卓へ届くまでの「選別」の工程です。 しじみ漁では、どうしても小さなカニや他の貝類が混ざってしまうことがあります。多くの工場では機械による選別が一般的ですが、コクヨーでは機械選別に加え、熟練したスタッフが「人の目」で一つひとつ丁寧に最終チェックを行っています。
この徹底した目視確認により、機械では弾ききれなかった微細な異物までを取り除き、アレルギーを心配されるお客様にも少しでも安心していただける製品づくりを心がけています。
宍道湖の恵みを、一番美味しい状態で
もちろん、安全性だけではありません。日本一のしじみ産地である宍道湖で育った「大和しじみ」は、濃厚な旨味とたっぷりの栄養が自慢です。コクヨーでは、獲れたてのしじみを丁寧に砂抜きし、鮮度を閉じ込める冷凍加工や、常温で保存できるレトルト加工を行っています。
「アレルギーは心配だけど、しじみの健康パワーを取り入れたい」。そんな切実な想いに応えるため、私たちは今日も手間を惜しまず、正直な製品づくりを続けています。ぜひ一度、コクヨーのしじみをお試しください。
まとめ:正しい知識を持って安全にしじみを摂取しよう

本記事では、甲殻類アレルギーをお持ちの方がしじみを食べる際に知っておくべき知識と、安全な選び方について解説してきました。
最後に、重要なポイントを振り返りましょう。
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生物学的には別物: 甲殻類(エビ・カニ)としじみ(貝類)は分類が異なるため、基本的にはアレルギー反応は起こりにくい。
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混入に注意: 漁法や製造ラインでの「コンタミネーション(意図しない混入)」が最大のリスク要因である。
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表示の確認: 購入前には必ずパッケージ裏面の注意書きを確認し、製造工程が明確なメーカーを選ぶ。
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少量からスタート: 医師に相談の上、体調の良い時に少量から試して様子を見る。
「アレルギーがあるから」と、健康に良いしじみを諦める必要はありません。正しい知識を持ち、信頼できる品質のものを選べば、しじみはあなたの健康生活を支える強力なパートナーになってくれるはずです。
不安な点は必ず専門医に相談しつつ、まずは今日から「パッケージの裏面を見る習慣」や「信頼できる生産者探し」から始めてみてはいかがでしょうか。美味しいしじみ汁が、あなたの心と身体を温めてくれることを願っています。
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